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2008-10-09 Thu 20:43
旅の日記の続きです。前回のあらすじ。 バスターミナルで喧嘩していたカップル。女の子は泣きながら、バスターミナルを去った。 しかし、このビーチが四つもある馬鹿でかい街の海辺で話しかけ、一緒に隣でビールを呑んでいる女の子が、バスターミナルにいた子だった。 僕はそれをいわれて初めて気付き、なんという小さな世界なのだと感じた。
今日は後編。 なぜ女の子は喧嘩していたのか。 などが今日明らかになります。

r 女の子「朝バスターミナルにいたでしょ?」 俺「え?まじ?もしかしてあれって。。。」
女の子「そうそう。朝の四時頃、バスでこの街に着いたでしょ?私もそこに、男といたんだけど。覚えてる?」 俺「もちろんだよ。なんか喧嘩しているようにも見えたから、心配だったし。大丈夫?」
それから、女の子はその男は誰なのか、なぜそこで喧嘩をしていたのかなどを話してくれた。
男は彼氏だった。 女の子はその男を「背の高い男」と表現し、彼氏とは言わなかった。なぜなら そのときすでにその「背の高い男」は彼女の彼氏ではなくなっていたから、そしてその口論は彼女に深い傷をもたらしたからであろうと、俺は推測した。
彼女はメキシコシティから約バスで三時間程の街、オアステペックというところの出身で、この街には親戚の結婚式で家族とあと、背の高い男と一緒に来ていた。 式が終わり二人で式の事、また二人の今後を話していたときに口論は始まった。 彼女は僕より四つくらい歳が上で、そろそろ結婚も考える歳で、彼氏とも真剣に付き合っていたから、結婚の話を持ち出したときに、 彼氏は「結婚は無理」「それなら別れよう」の一点張りだったようだ。
それで、翌朝彼女が目を覚まし、彼の部屋にいってもいるはずの彼が部屋におらず、やっとの思いで彼氏を見つけたのが、俺が着いたあのバスターミナルだった。 彼氏は彼の故郷でもある、メキシコシティへのバスのチケットを買ってバスを一人で待っていた。
俺が着いたときには、すでに二人とのいたので、彼女は4時よりもまえに彼を捜索していたのだろう。 これだけ考えてもすごい愛情だと思うが、相手の気持ちは結局変わらなかったようだ。
俺と彼女は持っていたビール(ファミリーサイズと彼女のビール2本)をあけ、彼女のホテルにビール(6本くらい)がまだあるということでそれを取りに行き、その後灯台の下までいってまた呑み始めた。そのビールもその男と呑む為だったらしいが、
「彼女も今となってはどうでもいいわ」 といい、二人でそれを呑む事にした。
灯台の下で海をみながら色々なことを話した。 俺の旅の事、日本の事、将来の事。それと同様に彼女の事も聞いた。 彼女の家族や、メキシコの事、好きな音楽、勉強や仕事のこと。 そんな境遇で酒を飲んだ事もあり、すっかり意気投合し彼女が俺を家族に紹介してくれると、朝食に呼んでくれた。そう、朝の7時30分からビールを呑んでいるので、実感はなかったのだが、まだ全然朝食の時間だった。
彼女の家族とも色々な話をし、またそこでも楽しい時間を過ごすことができた。 彼女はその日に、ホームタウンへ帰る予定だったので駄目もとで、彼女のホームタウンに、俺が帰国する前日に行っていいか聞いた。 というのも、予定は未定で今まで旅をしてきて、出会い次第で予定を今まで組んで来た俺。
帰国まであと三日。予定はこれといって特になかったし、この子とももっと仲良くなりたかったし、このこの家族にもまた会いたかった。こういった経験が俺をまた大きくしてくれる気もした。
彼女も快くOKしてくれて、俺はまた彼女に二日後に会う約束をし、一旦その街でお別れをしたのだった。
おしまい。 写真は彼女のホームタウンで再会し、ドライブに連れて行ってもらったときのものです☆
では今日はこのへんで! Adios !!
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